アミガサユリ 生薬「貝母」


【起源植物】  アミガサユリ
【 生薬名 】  貝母
【 科名 】 ユリ科
【 別名 】 編笠百合
【薬用部位】 鱗茎
【 主成分 】 アルカロイド
【 薬 性 】 気味は苦寒、帰経は心肺に属す

【 効 能 】
●薬理作用は開泄肺氣・清熱散結。鎮咳作用、アトロピン様作用
降圧作用、子宮興奮作用を有する。
●急性の咳嗽や化膿症の治療に用いる
●咳、痰に1日1〜3gを煎服
●過量に用いると吐血の恐れがあるため注意すること
●貝母には川貝母(せんばいも)と浙貝母(せきばいも)がある、効能は浙貝母は燥性が激しく、清熱の効能も強いため急性の風熱の咳嗽に向き、川貝母は薬性もおだやかで小児や慢性の咳嗽に適している
●中国ではアミガサユリの鱗茎は大半は食後のデザートとして食されている