| 【基原植物】 |
シイタケLentinula edodes |
| 【 生薬名 】 |
香蕈こうしん |
| 【 科 名 】 |
キシメジ科Tricholomataceae |
| 【 別 名 】 |
冬菇(どんこ)と、薄手でかさが開いている香信(こうしん。本来は香蕈と書く)、さらに両者の中間的存在の香菇(こうこ)の区別がある。 |
| 【来 歴】 |
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| 【薬用部位】 |
全体 |
| 【 成 分 】 |
香気成分;含硫化合物レンチオニン、旨味成分;5’-グアニル酸Na、グルタミン酸、VD2、エルゴステロール、VB2、旨味・香りとも乾燥品が生よりも高い、エリタデニン、
糖質トレハロース、レンチナン、β-グルカン、グアニル酸旨味成分、グルタミン酸、VD、リジン、K、エリタデニン、LEM、アデノシン |
| 【薬理作用】 |
①エリタデニンはコレステロール値を下げる効果があり、血液中のコレステロール値を減少させることが確認されている。シイタケ以外のきのこ類にはほとんど含まれていません。 |
| ②シイタケの旨み成分のグアニル酸には血液をサラサラにする作用があり、心筋梗塞や脳梗塞の予防に効果があります。 |
| ③シイタケには少なくとも5種類の抗腫瘍性を有する物質があり、これらは体の免疫力を増強することで腫瘍の発達を抑制します。なかでもレンチナンは詳細に研究され、厚生省の認可を得て癌患者への臨床薬として使われています。なお、抗腫瘍性物質の多くは抗ウイルス作用を併せ持つことが知られています。 |
| ④遺伝子にキズがつく(突然変異する)ことが癌発生の第一原因といわれます。野菜やきのこ類の多くは遺伝子の突然変異を抑制する作用を持つことが知られていますが、シイタケはその作用が最も強いグループに属します。 |
| ⑤活性酸素は細胞や遺伝子に酸化的な障害を引き起こし、老化の促進や癌を含む種々の疾病の原因になります。シイタケは活性酸素を消去するタンパク質などを含んでいます。また、これとは別に乾シイタケのヒダには生シイタケよりも強い活性酸素消去作用があることも調べられています。これらの作用は「突然変異の抑制」と関連します。 |
| (http://www.kinokonet.com/syoku/kinou/kinousei.htmより引用) |
| lentinan(レンチナン,β-1,3-グルカン)には強い抗腫瘍作用が認められている |
| 【 薬 性 】 |
気味、帰経は不明 |
| 【 効 能 】 |
香蕈(こうしん)と称して生薬ともした。益気、健脾、健胃、化痰の作用があり、貧血や高血圧に効くとされる。近年は、β-グルカンの免疫強化、抗癌作用の研究も行われているが、通常の摂取量では効果は疑問である。 |
| 椎茸(生シイタケ)は遠火で炙り焼き、鍋料理、スープ、茶碗蒸し、うどん、巻き寿司などに入れたり、炒め物、天ぷらなどにして食べる。 |
| ピンポン玉程度の干しシイタケをコップ1杯の水に一晩浸した戻し汁を毎日飲むと、血圧を正常化する効果がある |
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| 椎茸は蛋白質、脂肪、糖質、繊維、灰分、Ca、鉄分、ビタミンなど栄養的に不可欠な成分を多く含有しているので、健康食品として日常的に食べるとよい |
| 【禁 忌】 |
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| 【 備 考 】 |
干し椎茸(ほししいたけ)は、椎茸を乾燥させ保存性を向上させた食品である。干し椎茸は、乾燥により生のものよりも味や香り、旨みが濃縮されて増すため、出汁をとったり、水で戻してから煮物や佃煮にしたりする。もどし汁も出汁として利用される。また、陽に当てて干すことによって、ビタミンD2の含有量も増える。 |
| シイタケの子実体は、レンチナンなど免疫活性成分のほか、血管を広げ血圧を下げるアデノシン、コレステロール・中性脂肪値を下げるエリタデニンなどを多く含む。食物繊維、ビタミンB類・D2、ミネラルも豊富 |
| シイタケの子実体は、レンチナンなど免疫活性成分のほか、血管を広げ血圧を下げるアデノシン、コレステロール・中性脂肪値を下げるエリタデニンなどを多く含む。食物繊維、ビタミンB類・D2、ミネラルも豊富 |
| 【出 典】 |
二日酔いには椎茸の煎液を飲むと酒の酔いを取り、魚類の毒を解す、程よく食えば胃腸がととのうと「新編食用植物誌、梅村甚太郎著1910」に記載 |
| 【処 方 例】 |
シイタケからは、国立がんセンターが昭和43年、免疫活性成分「レンチナン」の精製に成功。昭和60年に抗腫瘍薬として承認された。 |